【2月8日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は8日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)はミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)を7-6(7-2)、6-2、6-3で下し、大会初優勝へ向けてスタートを切った。

 昨年の全豪オープンでは決勝で惜しくもノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れたティエムは、初対戦のククシキンに予想外の厳しい展開を強いられたが、途中から終盤にかけてはスムーズな試合運びを見せた。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)覇者のティエムは試合後、コートサーフェスの速さを出遅れの要因に挙げ、「適応に少し時間が必要だった」と明かした。「近年プレーした中では最もサーフェスが速い部類の大会だという感覚がある。でもそういうものだし、それがテニスだ」

 次戦はドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)かウーゴ・デリアン(Hugo Dellien、ボリビア)と対戦し、勝利すれば3回戦で地元オーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)と顔を合わせる可能性がある。(c)AFP