【2月8日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は8日、女子シングルス1回戦が行われ、優勝経験者である大会第23シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が0-6、4-6でベルナルダ・ペラ(Bernarda Pera、米国)に敗れて大会から姿を消した。

 2016年の大会女王で、過去に四大大会(グランドスラム)を3回制しているケルバーだが、調子が上がらずにわずか1時間10分で世界ランキング66位のペラに完敗した。25本のアンフォーストエラーと7本のダブルフォールトを犯したケルバーは、試合開始から9ゲーム連続で落として屈辱的な0-6、0-6のダブルベーグルもちらつく状態で、最後までそこから立て直せなかった。

 ケルバーは、豪入り後に14日間の完全隔離を強いられた選手の救済策として開催されたグランピアンズ・トロフィー(Grampians Trophy 2021)では準々決勝に進出したが、全仏オープンテニス(French Open 2020)に続くグランドスラム2大会連続の初戦敗退となった。

 一方、これまでグランドスラムの3回戦を突破したことがないペラは、「厳しい相手なのは分かっていたけど、準備はできていた」とコメントした。(c)AFP