【2月8日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は8日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、6-1でラウラ・シグムンド(Laura Siegemund、ドイツ)を下し、通算24度目の四大大会(グランドスラム)制覇に向けてスタートを切った。

 全豪通算100試合目に臨んだ39歳のセレーナはキレのある様子で、16本のウイナーをたたき込んで56分で決着をつけた。

 試合後にセレーナは「良いスタートになった。ビンテージのセレーナだった」と振り返った。

 さまざまな色が使われ、片足だけが覆われた人目を引くキャットスーツをまとったセレーナは、最初のゲームでブレークを許したもののすぐさまブレークバックし、その後は勢いを緩めず一方的な試合を展開した。

 前哨戦のヤラバレー・クラシック(Yarra Valley Classic 2021)準決勝を棄権した右肩の負傷による悪影響を感じさせなかったセレーナは、昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)で痛めた左アキレス腱(けん)のけがが長引いているものの、メルボルンではここまで好調を維持している。

 セレーナは通算20回目の出場となる全豪で、マーガレット・コート(Margaret Court)氏に並ぶグランドスラムのシングルス最多24勝目を目指す。(c)AFP