【2月8日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは7日、第23節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は4-1でリバプール(Liverpool FC)に快勝。ハリー・ケイン(Harry Kane)が復帰したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)も2-0でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)を下した。

 シティは2得点を挙げたイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)と華麗なプレーを見せたフィル・フォーデン(Phil Foden)の活躍で、リバプールの本拠地アンフィールド(Anfield)では2003年以来の白星を挙げた。

 ここ4シーズンで3回目のリーグ優勝を目指すシティは、これで1試合消化が少ない状況で、2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に勝ち点5差、4位リバプールに同10差を付けた。また公式戦14連勝は、イングランド1部クラブでは1892年のプレストン・ノースエンドFC(Preston North End FC)、1987年のアーセナル(Arsenal)に並ぶ最長記録となった。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「素晴らしい内容だったし、満足していることは否定できない。ここでようやく勝てたのも非常に大きなことだ」と話し、「選手に感謝したいが、もう終わった話だ。2月にチャンピオンは存在しない」と続けた。

 一方のリバプールは、守護神アリソン(Alisson Ramses Becker)の二つのミスが失点につながり、惨敗を喫した。これで1963年以来となるホームリーグ戦3連敗。けがと疲労の蓄積が響いてリーグここ9試合で2勝と、連覇へ厳しい状況に陥っている。

 リーグ3連敗で4位以内が遠ざかっていたトッテナムは、負傷から復帰したケインが先制ゴールを挙げるなど圧巻のプレーを見せた。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督もチームのケイン「依存」を認めている。

 チェルシー(Chelsea)はジョルジーニョ(Jorginho)のPKでシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に2-1と競り勝ち、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)新監督の下で3連勝を飾った。これでチームはリバプールと勝ち点わずか1差の5位に浮上している。

 ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)と0-0のスコアレスドローに終わったレスター・シティ(Leicester City)が3位を維持した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS