【2月7日 AFP】中国製薬大手シノバック・バイオテック(Sinovac Biotech)は6日、同社の新型コロナウイルスワクチン「CoronaVac」が中国の保健当局から条件付きで承認されたと発表した。

 このワクチンは、新型コロナウイルスの感染リスクが高い人々を対象にすでに接種が開始されているが、今回の承認で一般市民への使用が可能になる。

 条件付き承認によって、臨床試験ではまだ通常の基準が満たされていないものの有効性があることが示されている場合に、緊急性の高い薬剤の販売開始を急ぐことができる。

 今回のワクチンは、ブラジルやトルコを含む国内外で複数の臨床試験が実施されている。ただしシノバックは「有効性と安全性に関する結果はさらに確認が必要」だとしている。

 中国で国産ワクチンが条件付きで承認されたのは、昨年12月の中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)に続き2例目。(c)AFP