【2月6日 AFP】ミャンマー最大都市ヤンゴンで6日、同国で過去最大規模となるクーデター反対運動が行われ、国内で広がる反発を抑え込もうと国軍が全土でインターネットを遮断する中、軍事政権の復活に抗議する若者らが道にあふれた。

 ヤンゴン大学(Yangon University)近くの道には抗議デモ参加者が約3000人集結し、国軍の政権奪取への抵抗を象徴する3本指のサインを掲げた。参加者の多くは、軍に身柄を拘束された文民のリーダー、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏率いる国民民主連盟(NLD)のシンボルカラーである赤色のヘッドバンドを着用し、「軍事独裁に終わりを」と叫んで抗議した。

 現場には大勢の機動隊員が配備され、近くの道路を封鎖して2台の放水車を待機させた。

 デモ参加者らは、機動隊と衝突せずに解散したものの、6日にヤンゴン市内の別の場所に再び集結するとみられている。

 一方、国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、ミャンマー担当の国連特使が国軍の副司令官と「初めて接触」し、文民政権への権力の譲渡を軍事政権に促したことを明らかにした。(c)AFP