【2月6日 AFP】ドイツ国内での新型コロナウイルス対策の厳格な入国制限を理由に、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のリバプール(Liverpool FC)戦を地元で行えなくなったRBライプツィヒ(RB Leipzig)が、ハンガリー・ブダペストでの試合開催に向けて調整を進めていると、英国メディアが伝えている。

 決勝トーナメント1回戦の第1戦を16日に控える中、リバプールはドイツへの入国を禁止されている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の規則では、ライプツィヒには試合を開催するための方法を模索する義務があり、それが無理な場合は0-3の敗戦とみなされる恐れがある。

 英国メディアによれば、ライプツィヒはいくつかある選択肢の中からブダペストにあるプスカシュ・アリーナ(Puskas Arena)での試合開催に向けて交渉しているという。

 ライプツィヒ側はまだ決定には至っていないと述べているが、ハンガリーサッカー連盟(MLSZ)の広報担当者はAFPに対し、要求されれば受け入れるだろうと話した。

 また、入国制限を理由に同じくチャンピオンズリーグのホームゲームを自国で開催できなくなったボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)のスポーティング・ディレクター(SD)を務めるマックス・エベール(Max Eberl)氏は5日、マンチェスター・シティ(Manchester City)との一戦をデンマークで行いたいと明かした。

 シティとのホームゲームを24日に控える中、チームは選択肢を検討している段階だとエベール氏は述べた。

 エベール氏は「われわれは会場を探しているところ。FCミッティラン(FC Midtjylland)だけでなく他のクラブにも問い合わせた」とコメントした。

「どこが最も適切な場所なのか、財政上どうなのかを今後は見ていく必要があるが、この試合の責任はわれわれにある」 (c)AFP