【2月6日 CNS】中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の「義新欧」X8026号が先月25日、20フィートコンテナ100個に医療物資や生活物資を満載し、浙江省(Zhejiang)義烏市(Yiwu)からポーランドへ向けて出発した。13日後にポーランドのマラシェビツェに到着する予定。今年に入り、欧州へ医療物資を運ぶ最初の中国班列の車両となる。

 運営担当者によると医療物資は、ポーランド政府が同国企業に中国で購入するよう委託したもの。コンテナのうち82個は4万枚以上の防護服や注射器など計324トンを搭載している。他のコンテナ18個は欧州向けの自動車部品や生活用品などで、マラシェビツェからドイツ・ハンブルクに輸送される。

 統計によると、今年1月24日までに「義新欧」は82本が運行して7008コンテナを出荷しており、前年比92.4ポイント増加した。国際社会がともに新型コロナウイルス感染症に立ち向かうため、「義新欧」中欧班列は今後も必要物資を輸送する重要ルートの役割を果たしていく。(c)CNS/JCM/AFPBB News