【2月5日 AFP】5日に行われた男子テニス、マレーリバー・オープン(Murray River Open 2021)のシングルス3回戦で、オーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)がラケットを壊して観客席に投げ入れる一幕があった。キリオスは左膝の痛みに苦しんでいる様子で、試合にも敗れた。

 大会第13シードとして出場していたキリオスはこの日、3-6、4-6で第4シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)に敗戦。第1セット終了後にはトレーナーに「痛みなしでサーブを打てない。着地のときに不安定な感じがする」と話すなど、棄権の瀬戸際にあった。

 結局試合を続行したキリオスだったが、その後は暴言で警告を受けたほか、サービスゲームをブレークされた際にはラケットを破壊し、無人の観客席に投げ入れる場面もあった。

 同日には8日から開幕する全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)のドローも発表され、キリオスはシングルス1回戦でポルトガルのフェデリコ・フェレイラ・シウバ(Frederico Ferreira Silva)と対戦することが決まった。(c)AFP