【2月6日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県(Jiuzhaigou)の四川勿角省級自然保護区管理処は3日、職員が赤外線カメラの映像資料を整理したところ、複数のカメラが異なる角度から野生のジャイアントパンダを撮影していたことを確認したと明らかにした。

 保護区内の標高2783メートル地点に設置したカメラ2台が昨年12月中旬から今年1月中旬にかけて、野生のパンダが活動する姿を連続して捉えていた。いずれも同じ成体のパンダとみられている。

 先月8日に撮影された映像には、赤外線カメラに気付いたパンダが好奇心旺盛な様子でレンズをじっくり観察した後、悠然と立ち去る途中に滑って転ぶという「恥ずかしい姿」まで写っていた。

 中国では生態環境の改善が進み、野生パンダの姿が捉えられる頻度もここ数年、上昇している。(c)Xinhua News/AFPBB News