【2月5日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは4日、第22節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を1-0で下し、暫定ながら6位に浮上した。

 試合を優位に進めたチェルシーは、ジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho 'Jorginho’)のPKでしかゴールを奪えなかったが、それでも就任間もないトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は初めてビッグクラブ相手に勝利を挙げた。一方、古巣対戦となったトッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はまたしても大きなダメージを受けることになり、リーグ戦のホームゲームでキャリア初の連敗を喫した。

 就任してからの8日間に行われた3試合で、チェルシーに7ポイントをにもたらしているトゥヘル監督は、「結果については非常に満足している。相手が強く難しい試合だったが、チームはとても良いパフォーマンスを見せ、しっかりと試合をコントロールした」とコメントした。

「私のやり方が重要だったわけではない。姿勢や選手たち、ポテンシャルに満足している」

 昨年12月上旬に行われたアーセナル(Arsenal)とのダービーを2-0で制して首位に浮上したトッテナムだが、その後はリーグ戦の10試合で2勝しか挙げられておらず、60年ぶりとなる1部リーグ優勝の可能性が消滅しただけでなく、4位以内でフィニッシュするという望みさえ急速に小さくなっている。

 トッテナムは来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権が与えられる4位と7ポイント差の8位につけており、フランク・ランパード(Frank Lampard)前監督の下で急激に調子を落とし、前週に指揮官が交代となったチェルシーよりも下の順位にいる。

 直近12試合での勝ち点13は、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)前監督が解任になった昨シーズンの開幕12試合で挙げたポイントよりも少ない数字となっている。(c)AFP