【2月5日 AFP】オランダ1部エールディビジのアヤックス(Ajax)は4日、クラブの「重大な」ミスにより、クラブ記録となる移籍金で獲得したFWセバスティアン・ハラー(Sebastien Haller)をヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)のメンバーに登録できなかったと認めた。

 1月上旬に、2250万ユーロ(約28億4000万円)という最高額の移籍金でイングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)から加入した26歳のハラーは、ヨーロッパリーグの登録メンバーに入るはずだったが、どういうわけかそこに名前はなかった。

 アヤックスを率いるエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督は、公式サイトで「われわれ側の重大な事務的ミス」と述べた。

「何かしらの問題が発生し、大きな結果を生む事務的ミスになった。だが、彼を登録できる可能性がまだある限り、われわれはそれに向けて全力を尽くさねばならない。理由もなく彼を獲得したわけじゃない」

 アヤックスは今月18日と25日に、ヨーロッパリーグの決勝トーナメント1回戦でフランス・リーグ1のリール(Lille OSC)と対戦する。

 ハラーはアヤックス加入後、リーグ戦の6試合で2得点4アシストを記録するなど際立ったパフォーマンスを見せていた。

 テン・ハーフ監督は「彼にとっては信じられないほどの打撃だが、現実的な姿勢を見せている」と続けた。「彼は非常に落ち着いている。けさのトレーニングも懸命に取り組んでいた」

 アヤックスはまた、ハラーを登録し直すために欧州サッカー連盟(UEFA)に働きかけることも明かしている。(c)AFP