【2月5日 Xinhua News】中国の消費市場は1月に好調なスタートを切り、前向きな兆しが多く見られた。例を挙げると、消費財業界の生産指数は54・1、新規受注指数は55・2となり、ともに製造業全体を上回った。また、ネット通販の正月用品イベント「年貨節」では初日のオンライン小売額が363億元(1元=約16円)に上ったほか、海南省に新設された免税店はオープン当日、開店からわずか2時間で販売額が1千万元を超えた。

 注目すべきは、消費促進政策がさらに強化されている点だろう。今後の消費促進の重点は免税市場や農村消費となっており、関連する多くの部・委員会と地方政府が支援策を増やすことで、「下沈市場」と呼ばれる地方中小都市や農村市場の消費潜在力の喚起を加速させ、経済の「バラスト(安定させるための重し)」としての消費の役割を強めている。(c)Xinhua News/AFPBB News