【2月4日 AFP】東京五輪の主催者は3日、新型コロナウイルスによって延期になった大会を安全に行うための規則をまとめた「プレイブック」を公開した。違反者は大会から追放される可能性があると警告されている。

 今回のプレイブックは参加競技団体向けの初版で、4月と6月に更新される予定。今後はアスリートやメディアといったステークホルダー別の内容も公開される。

 競技団体のスタッフは日本での滞在中、マスクの着用や接触追跡の順守、指定エリア内での滞在といった一連のルールに従わなければならない。

 また、入国後14日間の行動予定を提出し、順守する必要がある。日本に出発する前の2週間は自身の健康状態を観察し、記録することも求められる。

 アスリート向けの規則の詳細は現在詰められているところだが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を少なくとも4日おきに受けることになり、日本への出発前と到着後にも検査が行われるという。

 プレイブックでは、違反者は大会の「参加に影響を及ぼし得る結果」に直面する可能性があり、「度重なる、あるいは重大な違反」があった場合は、違反者の追放もあり得るとされた。(c)AFP/Andrew MCKIRDY