【2月4日 AFP】イタリアのセルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領は3日、組閣に向けた協議開始を欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリオ・ドラギ(Mario Draghi)氏に要請し、ドラギ氏は要請を受け入れた。新政権を樹立して、新型コロナウイルスの感染による苦境からの立て直しを図るため、ドラギ氏は対立している各党に支持を呼び掛けた。

 ドラギ氏は、このような「困難な時」に生じた政治的混乱を直ちに収束させる必要性を強調した。

 新型コロナウイルスへの対応とコロナ禍の深刻な景気後退をめぐる対立で、ジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)連立政権が徐々に支持を失い、イタリアではここ数週間、政権運営が行き詰まっていた。先月26日に辞表を提出したコンテ氏は、ドラギ氏が議会で過半数の勢力を確保できるまでの間、暫定首相にとどまる。

 ドラギ氏は首都ローマの大統領府でマッタレッラ氏と協議後、「今後統一が生まれ、それに伴い大統領の要請に責任を持って前向きに対応する力が生まれる(中略)ことを確信」していると表明した。(c)AFP/Alice RITCHIE / Alice RITCHIE and Alvise ARMELLINI