【2月3日 AFP】ミャンマーで、軍のクーデターにより拘束されたアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問が3日、輸出入法違反で正式に訴追された。

 スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)によると、裁判所がスー・チー氏の2週間の勾留を認めた。また同様に拘束されているウィン・ミン(Win Myint)大統領も、国家災害管理法違反により、裁判所命令で勾留されているという。

 AFPが確認した警察の公式文書には、兵士らがクーデター当日の1日午前6時半(日本時間同9時)にスー・チー氏の自宅を捜索し、少なくとも10個の携帯型無線機やその他の通信機器を発見したと記されている。

 見つかった機材は「アウン・サン・スー・チー氏がこれらの通信機器を許可なく輸入し使用したとして、訴追するため」の証拠とみなされるという。

 一方、同文書によるとウィン・ミン大統領は、妻や娘と共に昨年9月に数百人が集まった選挙集会に参加し、新型コロナウイルス対策規制に違反したとされる。(c)AFP