【2月3日 AFP】米ネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は2日、バージニア州アーリントン(Arlington)で進む、第2本社「HQ2」の第2工期の「自然を取り入れた」デザインを公開した。

 HQ2の敷地全体は「ペンプレイス(PenPlace)」と名付けられており、中心には地元に自生する植物を使った庭園に囲まれた二重らせん構造のビル「ヘリックス(the Helix)」が建てられる。

 今回発表されたデザインは、ワシントン州シアトル(Seattle)に本部を置く同社2か所目の本部となるHQ2の一部で、建設費用は25億ドル(約2600億円)に上る。

 建設計画では22階建てのビル3棟も建設され、合わせて26万平方メートルのオフィススペースが整備される。

 アマゾンの第2本社建設地をめぐっては、地方自治体に税優遇策を競わせる結果となり、同社は批判を受けた。ニューヨークも建設地に選ばれたが、計画をめぐり政治的にもめたため、白紙となった。アマゾンは2017年、アーリントンをHQ2の建設現場に選択した。

 HQ2の第1工期はすでに着工しており、向こう10年で同地域に2万5000人分の雇用を生み出す見込み。(c)AFP