【2月3日 AFP】(更新)ロシアの首都モスクワの裁判所は2日、野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が出頭義務を怠ったとして執行猶予を取り消し、禁錮3年6月の実刑を適用することを決めた。欧米諸国はこの判断を強く非難した。

 裁判の取材に当たったAFP記者によると、判事はナワリヌイ氏の2014年の有罪判決の執行猶予を取り消し、実刑を適用すると決定。ナワリヌイ氏が有罪判決を受けてから、自宅軟禁状態で過ごした期間も刑期とみなされると述べた。これにより実際の収容期間は少なくとも2年6月になる見通し。

 ナワリヌイ氏の支持者らはこの判断を受けて、さらなる抗議活動を呼び掛けた。

 監視団体「OVD Info」によると、2日のナワリヌイ氏の支持者らによる抗議集会で、1050人以上が逮捕された。そのほとんどは、執行猶予取り消し後、モスクワで逮捕されたという。

 英、仏、独、米、欧州連合(EU)がこの判断を強く非難したが、ロシアは内政干渉だと反論した。

 アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は2日、ナワリヌイ氏の収監が人権侵害に当たるとしてロシア裁判所の決定を批判し、同氏の釈放を要求。「ロシア政府に対し、ナワリヌイ氏の即時かつ無条件の釈放と、表現の自由および平和的集会の自由などの権利を行使したためこの数週間で不当に身柄を拘束された、ロシア市民数百人の釈放を再度求める」と表明した。(c)AFP