【2月2日 AFP】2019年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)女王ビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が2日、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の前哨戦を欠場すると発表した。8日に開幕する全豪オープンでの復帰を引き続き目指すとしている。

 世界ランク8位のアンドレスクは、メルボルンパーク(Melbourne Park)で3日に始まるグランピアンズ・トロフィー(Grampians Trophy 2021)のトップシードとして、けがによる長期休養から実戦に復帰する予定だったが、オーストラリア到着後の14日間にわたる厳しい隔離期間を過ごした後、大事を取って出場を見送った。

 同選手は2019年10月のWTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)で左膝を痛めて以来1年3か月にわたり実戦から遠ざかっており、同年の全米オープン決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)にまさかのストレート勝ちを収めてからの勢いが止まっていた。

 世界12位のベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)が出場選手の最上位となるグランピアンズ・トロフィーは、オーストラリア入りする際のチャーター機に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性者が確認され、厳しい隔離措置に置かれて練習できなくなっていた選手のために新設された。(c)AFP