【2月2日 Xinhua News】中国音像・数字出版協会ゲーム出版業務委員会と中国ゲーム産業発展研究院が共同で発表した「2020中国ゲーム産業リポート」で、中国のeスポーツゲーム市場の売上高が2019年の947億2700万元(1元=約16円)から2020年の1365億5700万元へと44・16%増加したことが分かった。eスポーツプレーヤーの数も9・65%増の4億8800万人となった。

 中国のeスポーツ市場が持つ巨大なチャンスは、多くの多国籍企業が注目しており、異業種参入する企業も出現している。

 家具世界大手のイケア(スウェーデン)は1月29日、世界に先駆け上海でeスポーツ関連の新商品を発表。ゲーミングデスクや収納棚などの商品30種類余りを発売した。中国以外の市場展開も視野に入れているという。

 独光学機器大手カール・ツァイスは今月初め、中国のeスポーツチーム「Invictus Gaming(iG)」と提携関係を結んだ。技術イノベーションや製品設計など多くの面で協力を深め、同社が持つ技術力を武器に、プロゲーマーやゲーム愛好家にビジュアル製品のソリューションを提供する。

 上海eスポーツ協会の徐波(Xu Bo)常務副秘書長は、eスポーツ産業が全く新しい文化的シンボルとして多くの若年を引き付けていると説明。巨大な消費が見込まれると指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News