【2月1日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は31日、4年間の年俸総額が5億5500万ユーロ(約705億円)にも及ぶリオネル・メッシ(Lionel Messi)との契約内容を暴露した国内紙ムンド(El Mundo)に対し、法的措置を講じることも検討していると話した。

 バルセロナは、報道の詳細な内容は否定しなかった一方で、リークの責任は自分たちにはないと強調している。

 ムンドは、バルセロナがメッシと2017年に結んだのは「スポーツ史上最大」の「バルセロナを破壊する巨額の契約」だと伝えた。報道によれば、メッシは全ての条件を満たした場合、最大で5億5523万7619ユーロ(約705億円)を手に入れ、契約満了まで半年の現段階で「その約92パーセントとなる5億1129万52ユーロ(約650億円)を得ている」という。

 今回のリーク記事は、バルセロナの財政が苦しく、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で状況がさらに悪化しているという報道の中で出たものだった。次の夏に自由に退団できるメッシの去就も、依然としてはっきりしない。

 バルセロナは「文書が公開された責任を断固として否定し、ムンド紙に対して適切な法的措置を講じて、今回の報道で生じるおそれのある損害の責任を追及していく」と発表している。(c)AFP