【1月31日 AFP】日本プロ野球(NPB)の東北楽天ゴールデンイーグルス(Tohoku Rakuten Golden Eagles)に復帰した田中将大(Masahiro Tanaka)投手が30日、記者会見を行い、東京五輪で金メダルを取って日本のファンと喜びたいと話した。

 7年を過ごした米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)から楽天に復帰した田中は、1年延期になった東京五輪に出場する可能性について問われると、「出るチャンスがあるということなので、選ばれたら断る理由なんてない」とすると、「北京五輪には出たが悔しい思いをした。今回は金メダルを取りたい」と答えた。

 田中は「日本の野球ファンの方の前で投げられるというところにワクワクが抑えられない」と話し、今回の復帰では、東日本大震災から10年というタイミングが大きな意味を持っていたことを明かした。

 前回在籍していた2013年、田中は球団初の日本シリーズのタイトルをもたらし、震災で壊滅的な被害を受けた東北とホームタウンの仙台を盛り上げた。三木谷浩史(Hiroshi Mikitani)球団オーナーは、田中の投球が日本を「元気にしてくれる」ことを期待していると話した。(c)AFP