【2月1日 Xinhua News】中国上海市の知的財産権専門の裁判所、上海知識産権法院はこのほど、腕時計の意匠権を巡り、日本の電機大手、カシオ計算機が中国企業4社を相手に起こしていた訴訟で、4社の意匠権侵害を認める一審判決を下した。

 同法院は4社に対して、意匠権の侵害行為を直ちに停止し、経済的損失の賠償と訴訟に関する合理的費用として計880万元(1元=約16円)をカシオに連帯で支払うよう命じた。

 カシオは上海旋風貿易、広州斯麦爾表業、東莞市威時電子科技、東莞市常平華信塑膠模具制品廠の4社が2016年からオンライン店舗で販売している「SMAEL」というブランドの腕時計3モデルについて、カシオの腕時計と外観が類似しているとして意匠権侵害を主張していた。(c)Xinhua News/AFPBB News