【1月29日 AFP】中国で28日、来月迎える春節(旧正月、Lunar New Year)を前に、帰省ラッシュが始まった。しかし新型コロナウイルスの感染者数を何としても抑制したい政府は国民に対し、自宅にとどまるよう「勧告」。列車や航空機の運休が相次いでいることから、数百万人の帰省計画に大きな影響が出ている。

 同国では春節休暇に伴い、これから40日間が移動のピークとなる。首都北京の保健当局は、市内が「同ウイルス感染症の複雑な状況」に陥っていると警告している。

 中国政府は外出禁止令は出していないものの、移動を困難にした上で、国民の協力を要請。航空情報サイト「VariFlight」によると、28日午後の時点で、北京発着の数百便が欠航になったという。

 また当局は人々が自宅で余暇を過ごす助けになればと、動画配信サービスの運営会社に対し、休暇中の映画やテレビ番組、スポーツイベントの視聴を無料にするよう要請している。

 国営新華社(Xinhua)通信は、国民への「強制力のない」外出自粛の呼び掛けについて、「大規模な都市封鎖」と「信頼低下」を招きかねない新型コロナの感染拡大を回避するためだとする論評を掲載した。

 映像は国営・中国中央テレビ(CCTV)が北京や河南(Henan)省など各地で27、28日撮影・提供。(c)AFP