【1月29日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは28日、第20節の試合が行われ、王者リバプール(Liverpool FC)はアウェーでトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を3-1で下し、リーグ戦6試合ぶりの白星で4位の座を守った。

 プレミアリーグの直近4試合で無得点に終わっていたリバプールだが、前半アディショナルタイムに裏へ抜けたサディオ・マネ(Sadio Mane)のパスからロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が自身公式戦8試合ぶり、チームとしては482分ぶりのゴールを決めて先制点すると、その後は前線の3人も活気を取り戻した。

 一方のトッテナムは、前半に足首を負傷し、2度の治療を受けながらもプレーを続けたハリー・ケイン(Harry Kane)がハーフタイムで交代。トッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、少なくとも数週間の離脱になる見通しだと明かした。

 リバプールはその後、マネのシュートをGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)がはじくと、トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)が豪快に蹴り込んで追加点を挙げたが、わずか2分後にはペナルティーエリアの外からピエール・エミール・ホイビュルク(Pierre-Emile Hojbjerg)に強烈なミドルシュートを決められた。

 しかし、ジョー・ロドン(Joe Rodon)のミスを突いたマネが3点目をマークし、チームのリードを2点に広げた。

 31日に対戦を控えているウェストハム(West Ham)を抑えて4位を守ったリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「きょうは形や調子ではなく、自分たちが何者であるかを示した。これこそ本来の姿だし、後半は特にそうだった」とコメントした。

 今季序盤に好調だったトッテナムは、前月に行われたリバプール戦まで60年ぶりの1部リーグ優勝を狙える存在と目されていたが、リーグ戦ここ8試合でわずか2勝しか挙げられておらず、4位と4ポイント差の6位に転落した。(c)AFP/Kieran CANNING