【1月29日 AFP】米当局は28日、南アフリカ由来の新型コロナウイルス変異株を国内で初めて確認したと発表した。

 変異株への感染が確認されたのは、サウスカロライナ州の成人2人。同州保健省の発表によると、いずれも渡航歴はなく、両者の間にはつながりもなかった。

 感染力が高いとされる南アフリカの変異株B.1.351はこれまでに30か国以上で確認されており、米国内にもすでに存在している可能性が指摘されていた。米国は他の先進諸国の多くと比べ、変異株の検出能力で大幅に後れをとっている。

 英国で確認された別の変異株B.1.1.7はすでに米国の数十州で確認されているが、南アフリカの変異株については、現存するワクチンで作られる抗体や人工抗体療法による作用の一部が効かない恐れがあることから、より大きな懸念が生じている。

 南アフリカの変異株が従来株よりも重症化を招きやすいという証拠は今のところないが、感染力が高いことから、入院患者数と死者数が増加する原因になるとみられている。(c)AFP