【1月31日 CGTN Japanese】日本の漫画家・矢沢あいの人気少女漫画『NANA』の中国ドラマ化が、なんと2作品同時に進行中です。

 うち一本の『世界上另一个我(I,Another)』は、すでに制作スタッフ&キャストが発表されています。宋洋(ソン・ヤン、Song Yang)監督がメガホンを取り、戚薇(チー・ウェイ、Qi Wei)や路晨(ルー・チェン、Lu Cheng)らが主演を務め、放送は2022年を予定しているということです。

 もう一本の『娜娜』は詳細が未発表のままですが、テンセント・ピクチャーズと和力辰光が共同制作を手がけ、陳正道(レスト・チェン、Chen Zhengdao)監督がメガホンを取ることが決まっています。判明しているストーリーは、列車の中で出会い、シェアハウスのルームメイトになる娜娜と奈奈の物語だということ。注目を集めるメインキャストについては全国オーディションを実施することになっています。オーディションは1月21日からスタートしており、どんな顔ぶれが揃うのか楽しみです。

『NANA』は日本では2005年に映画化され、最終的な観客動員数は日本だけでも300万人を超えるなど、社会現象を起こす大ヒットとなりました。当時、この映画は関連楽曲と共に中華圏でも大きく注目されました。日本の同一の原作を元に2作品が同時期に制作されるのは異例で、『NANA』の人気ぶりが伺えます。ファンにとっては、2つの制作陣の視点からその魅力を垣間見られるチャンスとも言えるでしょう。(c)CGTN Japanese/AFPBB News