【1月28日 CGTN Japanese】北京市政府新聞弁公室が27日に行った新型コロナウイルス感染症予防抑制のための第222回定例記者会見で、中国共産党北京市委員会宣伝部の徐和建(Xu Hejian)副部長は、「市民に北京で春節を過ごしてもらうこと、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを低減することなどを通じて、安全な春節を楽しむことを確保していく」と強調した上で、北京市人民政府が一連の対応策を打ち出したことを明らかにしました。

 徐和建副部長によりますと、北京市政府が出した「通知」は、春節連休の特徴にあわせて、新型コロナウイルス感染症の予防抑制活動を強化する対策を打ち出しました。「通知」は、人的移動減少に向けて市民が「不必要であれば北京を離れない」「不必要であれば出国しない」ことを提案しています。北京市はこれにあわせて、臨時就業の意向がある帰省しない人に職場を推薦すると共に、従業員のシェアリングサービスの提供を、公共就業サービス機構に指導していきます。

 また、市内の大型スーパー、主要商業総合施設、野菜市場、速達取扱店は正常に営業し、万全な新型コロナウイルス感染症予防策を取ることを前提に、各種の消費促進イベントを展開し、北京で春節を過ごす人々に消費券を配ることになっています。

 そして、春節期間中、公共図書館、文化館、美術館、博物館、映画館、スポーツ施設、公園、景勝地、農村部の民宿、本屋などは、入場人数をコントロールする柔軟な営業、一部営業時間の延長、割引または無料のサービスの提供を行います。さらに、春節期間中に、2021年度北京市民文化消費電子クーボン配布イベントを前倒しして実施し、氷と雪を楽しむ公益体験クーボンを配布します。

 このほか、「通知」では、北京で春節を過ごす社員に祝日プレゼントを配ったり、グループで生活する地方からの従業員の余暇生活に配慮したりすることを求めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News