【1月28日 AFP】(写真追加)仏パリで25日から28日にかけて、2021年春夏パリ・オートクチュールコレクションが開催されている。

 コロナ禍でオンラインのみでの開催となった中、アート色の強い映像監督を起用したショーが目を引いた。イタリア人デザイナー、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)氏が手掛ける「ディオール(Dior)」は、タロットカードにインスパイアされたコレクションを披露。映画『ゴモラ(Gomorrah)』などで知られるマッテオ・ガローネ(Matteo Garrone)監督による演出で、魔法をかけたような世界を描き出した。

「フェンディ(FENDI)」は、新アーティスティックディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)氏が就任後初となるコレクションを披露。英作家バージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の世界観をテーマにしたショーには、スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)らが参加した。

 その他、新鋭デザイナーのシャルル・ドゥ・ヴィルモラン(Charles de Vilmorin)氏(24)も、コレクションを披露した。(c)AFP