【1月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は27日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からマルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)を獲得したと発表した。今シーズン末までのローン移籍となる。

 昨季、ローン移籍先のレアル・ソシエダ(Real Sociedad)で輝きを見せたウーデゴールだが、レアルに復帰してからはなかなか出場時間をつかめずにいた。

 来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得に向けて弾みをつけたいアーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「われわれ全員がもちろんマルティンのことをよく知っている。まだ若いにもかかわらず、彼はトップレベルでプレーした経験を持つ」とコメントした。

「マルティンは攻撃面で質の高い選択肢を与えてくれるだろう。これから5月までの間、われわれの計画の一員として彼を迎えることを全員が楽しみにしている」

 ウーデゴールにアーセナル移籍を説得する上でカギとなったのは、現役時代にソシエダでプレーしたアルテタ監督の存在だったという。

 ウーデゴールは「ここに来る前にはもちろん彼と話した。僕にとってそれがとても大きかった。トップの監督という印象を受けたし、彼の考えやサッカー観、人柄が気に入った」と述べた。

「このクラブが好きだし、チームが理想としているサッカーにずっと好感を持っていた。このクラブにまつわるあらゆること、監督がどのようなプレーを求めているのかも含め、僕にかなり合っているクラブで相性は良いと思う」

 今シーズン終了後、アーセナルが完全移籍に切り替えられるオプションは契約に含まれていない。(c)AFP