【1月28日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は27日、新型コロナウイルスの感染拡大で今夏の開催が疑問視されている東京五輪をめぐり、「忍耐」を呼び掛けた。

 バッハ氏はIOC理事会の後、「主なメッセージは、われわれが忍耐と理解を求めなければいけないということだ」と表明。「それ以外の決断は時期尚早だ」との見解を示した。

 複数のメディアはこれに先立ち、五輪開催は不可能だとの見方を報じていた。バッハ氏はこうした報道に憤りを示し、即座に否定。五輪開催の可否についての「臆測には時間やエネルギーを浪費しない」と言明し、「われわれは、どのような形で五輪を開催するかについて取り組んでいる」と説明した。(c)AFP