【1月27日 CGTN Japanese】中国外交部の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は26日、「米国の新政権には、トランプ政権が中国に対して行ってきた誤った政策を教訓に、中米関係を客観的かつ合理的に扱い、より前向きな対中政策を打ち出してほしい」と示しました。

 ホワイトハウスの報道官は25日、「米国は中国と激しい競争を展開し、バイデン氏は『辛抱強く』両国関係を取り扱う」と述べました。
 これに対し趙報道官は「過去数年間にトランプ政権は方向性を誤った。中国を戦略上の敵や脅威と見なし、それに基づいて中国の内政に干渉したり、中国側の利益を損なったりするなど一連の対策を実行してきた。そのため、中米関係は国交樹立以来の非常に厳しい状況になった。これは、両国の人々の基本的利益にふさわしくない事態だ」と強調しました。
 

 趙報道官はまた、「中国と米国は大国として、世界平和の維持およびグローバルな発展と繁栄の促進において重要な責任を負っている。中米両国は利害を共にする関係であり、協力こそが唯一の正しい選択だ。米国側には科学問題を政治に利用し、武器とすることを止めるよう求めたい。また、中国に対する理由なき非難と中傷を止め、国際社会と共に開放的で公平・公正な、差別のない科学発展環境を作り出していってほしい」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News