【1月28日 Xinhua News】中国国家知識産権局はこのほど、第13次5カ年計画(2016~20年)期間の集積回路(IC)レイアウト設計特許出願件数の年平均伸び率が57・1%だったと明らかにした。16年に2400件だった出願件数は、急速かつ安定した成長を維持し、20年に1万4400件となった。

 20年のICレイアウト設計特許の登録証発給件数は前年比77・3%増の1万1727件で、出願企業の数は前年比2倍以上の5600社余りとなった。

 同局戦略計画司の葛樹(Ge Shu)司長は特許数の大きな増加について「IC産業の持続的な急成長やレイアウト設計の保護環境の絶え間ない改善と密接な関係がある」と指摘。「多くのイノベーション主体(企業や個人)が技術イノベーションの保護を重視し、ICレイアウト設計の保護制度を積極的に活用して自身の権益を守るようになった」と説明した。

 中国半導体産業協会の統計によると、20年1~9月の中国IC産業の売上高は前年同期比16・9%増の5905億8千万元(1元=約16円)。うち設計業が占める割合は4割を超え、伸び率も24・1%と各業界の中で最も高かった。

 葛氏は今後の業務について、ICレイアウト設計の審査登録と保護に一層力を入れ、イノベーション主体により良い、より優れたサービスを提供していきたいと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News