【1月27日 AFP】神奈川県相模原市にある冷蔵庫や冷凍庫の製造・販売を手掛ける会社「カノウ冷機(Kanou Reiki)」では、新型コロナウイルスのワクチン保存のために使われる大型の冷凍庫の検査が行われている。同社は、日本政府のワクチン接種計画により、米製薬大手ファイザー(Pfizer)のワクチンをマイナス75度で保存するための冷凍庫を約2000台提供する計画だという。

 同社はデンマークで製造した冷凍庫を日本国内向けに出荷ている。当初は今年6月下旬までに政府のワクチン接種計画で必要となっている台数の冷凍庫をすべて出荷予定だったが、ワクチン接種を早めに可能とするため、現在、出荷のタイミングを早めているという。

 日本政府は複数の製薬会社との間で、日本の総人口1億2600万人に必要な分のワクチンについて、供給の契約締結に至っている。また、2月末からの接種開始を見込みファイザーのワクチンの承認申請に取り組んでいる。

 映像は26日撮影。(c)AFP