【1月26日 AFP】シンガポール動物園で、「シンバ(Simba)」という名の赤ちゃんライオンが飼育されている。関係者らが26日に明かしたところによると、シンバは同国で初めて人工授精で誕生したライオンだという。

 この雄ライオンは、米ウォルト・ディズニー(Walt Disney)の映画『ライオン・キング(The Lion King)』の主人公にちなんで命名された。

 人工授精によるライオン誕生はまれで、2018年に南アフリカで2頭の子ライオンが生まれたのが世界初とされる。

 国際自然保護連合(IUCN)によると、過去20年間に野生ライオンは40%以上減少し、現在残っている成体数は2万3000~3万9000頭とみられている。IUCNはライオンを「危急」種に指定している。(c)AFP