【1月27日 Xinhua News】新型コロナウイルス流行の影響を受け、中国上海市はこのほど、春節(旧正月)連休期間(今年は2月11~17日)中の不要不急の帰省や出国をしないよう若者に呼びかけた。

 若者が充実した連休を過ごせるよう、同市は近く、ネットとリアルで一連のイベントを実施する。新年朗読会や「年夜飯」(旧暦大みそかの夜に食べるごちそう)作り講座といったネット上での文化活動、学生対象の短編動画制作や新春祝賀短編動画の募集活動、就労と勉強の両立や起業に関するオンライン研修などの雇用促進に関するイベントなどが用意されている。

 また、ネットとリアルを融合させた相互交流イベントも企画している。徒歩圏内のマイクロツーリズムをテーマとした活動など、市内での近距離観光を実施して、若者たちの交流とレジャーの需要に応える。

 さらに無償献血や社区(コミュニティー)サービス、困窮者支援や補習授業など、200件近いボランティア事業を相次いで実施する。若者はこれらの活動に参加できるほか、ボランティア活動を撮影した写真や映像のオンライン選考・放映イベントにも参加できる。

 このほか、同市は春節期間中、若者と保護者を対象に、労働者権利や職場適応、法律などを電話やネットで相談できるオンラインサービスを提供し、同市にとどまる若者のメンタルヘルスをサポートする。(c)Xinhua News/AFPBB News