【2月3日 AFP】シリア北部アルバブ(Al-Bab)で、木材と石こうを用いて古代都市パルミラ(Palmyra)の遺跡を再現するアリ・サレー(Ali Saleh)さん(58)。

 パルミラ出身のサレーさんは、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が2015年にパルミラ遺跡を破壊するまで、同遺跡の修復・発掘チームに25年にわたって同行していた。サレーさんは今でも、遺跡の詳細を鮮明に覚えている。

 サレーさんの家族によると、10年に及ぶ内戦はサレーさんの家だけでなく、3人の息子と娘1人、そしてもともとあまり良くなかった聴力を完全に奪ってしまったという。(c)AFP