【1月27日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)の広州白雲国際空港は25日、記者会見を開き、同空港の2020年の旅客数が延べ4376万8千人で、世界のトップに立ったことを明らかにした。19年度の世界旅客数上位20の空港が発表したデータに基づいて計算すると、同空港は20年の旅客数が他の空港を上回り、世界で最も繁忙な空港となった。

 新型コロナウイルス感染症の流行が世界の民間航空業に甚大な衝撃をもたらす中、同空港の旅客数は20年2月に過去最低の96万7千人を記録した。しかし、中国が新型コロナ対策と経済・社会発展で著しい成果を挙げるのに伴い、旅客数は11月に新型コロナ以前の水準を上回った。

 統計によると、20年の同空港の運航便数は延べ37万3400便、旅客数は4376万8千人だった。新型コロナが落ち着いた後、復活が早く、国内で離着陸数が最も多く、世界で旅客数が最も多い空港となった。うち、11月の旅客数は501万4千人で、新型コロナ発生以降、世界で唯一の月間500万人超えとなった。

 同空港の戚耀明(Qi Yaoming)董事会秘書は、21年は引き続き感染防止・抑制対策を実施、「春運(旧正月前後の帰省ラッシュに伴う特別輸送態勢)」にしっかり対応し、旅客に温かく安全なサービスを提供すると強調。空港第3期の拡張工事を推進し、工事の量と質を向上させ、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)建設に貢献していくと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News