スパーズがFA杯5回戦へ 2部最下位に苦戦も終盤3発
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【1月26日 AFP】サッカーイングランドFAカップ(FA Cup 2020-21)は25日、4回戦が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はチャンピオンシップリーグ(2部)で最下位に沈むウィコム・ワンダラーズ(Wycombe Wanderers)に苦戦したものの、86分から立て続けに3ゴールを挙げて4-1で勝利し、5回戦に駒を進めた。
これから数か月にわたり、四つのコンペティションにまたがる過酷な日程に直面するトッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、思い切ってハリー・ケイン(Harry Kane)や孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)、タンギ・エンドンベレ(Tanguy Ndombele)を温存した。
しかし、2部で23試合を終え3勝しか挙げられていないウィコムを下すためには、ベンチスタートとなった3人を後半に起用せざるを得ない状況となった。
モウリーニョ監督は英BTスポーツ(BT Sport)に対し、「姿勢はとても良かった。ベンチから起用した選手にはチームに何かをもたらそうという意志があった。全体的には良いチームパフォーマンスで、良い結果だったと思う」とコメントした。
トッテナムでは、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)がスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からローン移籍で復帰して以来珍しく先発出場したが、序盤に先制のビッグチャンスを三つも外すと、チームは25分に失点をした。
その後、ジャフェット・タンガンガ(Japhet Tanganga)とムサ・シッソコ(Moussa Sissoko)のシュートがクロスバーに当たって外れるなど、繰り返しチャンスのあったトッテナムは、ベイルが前半アディショナルタイムに同点弾をマークして自身のミスを埋め合わせた。
トッテナムは28日のリーグ戦でリバプール(Liverpool FC)を本拠地に迎えるが、クラブの13年にわたる無冠に終止符を打ちたいモウリーニョ監督は、後半に入るとケインや孫、エンドンベレを投入した。
なんとしても避けたい延長戦が近づく中、トッテナムはハリー・ウィンクス(Harry Winks)がペナルティーエリアの端からカーブのかかったシュートを決めようやく逆転に成功すると、その後エンドンベレが立て続けに2ゴールを奪った。
トッテナムは来月に予定されている5回戦で、エバートン(Everton)とのアウェーゲームに臨む。(c)AFP