【1月26日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は25日、米国では今年の春に新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が可能になり、夏までに集団免疫と呼ばれる状態に近づく見通しを明らかにした。

 ホワイトハウス(White House)で開いた記者会見で、バイデン氏は「夏までの集団免疫の獲得に向けて、順調に進んでいると確信している」と述べた。

 バイデン氏によると、人口3億2800万人の米国でワクチン接種がなかなか進んでいないが、幅広い人々が接種を受けられるようになれば、数か月以内に集団免疫を獲得できる見通しだという。

 バイデン氏は大規模接種の実施について、「今年の春に実現できると思うが、わが国がかつて直面したことのないロジスティクス上の困難となるだろう」と述べた。

 今月20日に大統領に就任したバイデン氏は、就任100日以内に1億回の接種を行うという第一目標を改めて示した。

 さらに、「(米国は)その次の100日間でさらに先に進み、集団免疫を獲得できる段階に到達することができる」と述べた。「私は現状に満足しており、わが国がその目標を達成できると考えている」 (c)AFP