【1月25日 AFP】(更新)中国・山東(Shandong)省の金鉱で今月10日に起きた事故で、2週間以上内部に閉じ込められていた作業員9人の死亡が確認されたと、地元自治体が25日、明らかにした。依然1人が行方不明のままとなっている。

 金鉱がある栖霞(Qixia)市を管轄する煙台(Yantai)市の市長は、「24日午後からきょう午後にかけて、救助隊は捜索を継続し、閉じ込められていたさらなる9人を発見したが、遺憾ながら全員亡くなっていた」と説明した。

 10日に発生した爆発で、作業員22人が地下数百メートルの地点に閉じ込められた。救助隊が通した穴から届けられた食料や薬で命をつないだ人もいた。

 国民の注目を集めていたこの救出劇では、24日に大きな進展があり、11人の生存者が救出された。

 煙台市長は、坑内の一部で地下水位が上がっており、捜索が難航していると明かす一方で、依然取り残されている作業員1人が見つかるまで、救助隊は捜索をやめないと述べた。

 同市長は遺体で見つかった9人について、発見場所に基づく推測として、10日に脱出を試みていた際、二次的な爆発の影響で死亡したとの見方を示した。(c)AFP