【1月25日 AFP】なだらかに起伏する丘陵や農家の家屋に囲まれたエメラルド色の水──セルビア西部にあるため池、ポトペコ(Potpecko)はかつて、絵に描いたように美しい釣り場だった。しかし最近は大量のごみで覆われ、その臭いで観光客の足は遠のいている。バルカン諸国における廃棄物問題の危機的な状況を表す一地域の現状だ。1月の豪雨で、道端に捨てられたごみや不法投棄された廃棄物が川を経てため池に流れ着き、この長期にわたるごみ問題が浮き彫りとなった。

 こうしたごみは、モンテネグロから流れるリム(Lim)川の一部でもあるポトペコの水力発電ダムや、ボスニア・ヘルツェゴビナ東部にあるドリナ(Drina)川のダムに流れ着いている。

 映像は順に、セルビア・プリボイ(Priboj)で8日、ボスニア・ヘルツェゴビナのビシェグラード(Visegrad)で5日、北マケドニアの首都スコピエで12日撮影。(c)AFP