【1月26日 CNS】2020年に貧困解消において決定的な勝利を収めた中国は、2021年に地方の活性化に向けて再出発した。1月13日、中国農業農村部は、貧困との戦いに勝利した後の「次の取り組み」を発表した。

 この日、国務院新聞弁公室が主催した記者会見で、農業農村省部の劉煥鑫(Liu Huanxin)次官は、貧困との闘いに勝利した後、政府の仕事の重点を農村の活性化に移すと表明した。具体的な取り組みとして、産業を強くし、収益を維持、拡大する政策を強化することだという。

 劉氏は、地方の活性化を支援するための政策措置の変革を促進するために、貧困解消期に形成された組織動員、要素保証、政策支援、助け合い、評価・監督などの一連の政策措置やメカニズムを地方の活性化に適用させることが必要だと強調した。上から下まで政策を正確に実施するシステムを活用することで農村部の振興につなげたいとしている。

 劉氏は「多くの産業を強くすることは、貧困解消地域において、地元に根差した特徴のある産業を、持続可能な発展を促進することを意味する」と指摘した。産業発展のための支援方針と政策を定め、農村の現状に適した産業の発展を計画し、畜産業や養殖業などの促進を実施する。業界チェーン全体のサポート手段を完備させ、農業および食品の保管と鮮度管理などを実施し、市場競争力とリスク防止機能を向上させる。「多数の工業団地、科学技術団地、総合開発モデル団地を建設すべきだ」と強調した。

 劉氏は、次のステップで、中国は貧困解消の成果を固めながら、地方の活性化と効果的に結びつけ、より堅実な仕事を実施していく決意を表明した。(c)CNS/JCM/AFPBB News