【1月26日 CNS】1月15日、中国国内のガソリンは値上げした。2021年になってから最初の価額調整で、2020年末の調整をいれると、ガソリンの価格は「5回連続の値上げ」となった。2013年春に現在の価格調整方法を導入した以降、初めてのことである。

 今回の価格変更の原因は、国際マーケットでの原油価格の上昇である。1月13日の終盤時点で、WTI原油先物は1バレルあたり52.91米ドル(約5493円)、ロンドンブレント原油先物は1バレルあたり56.06米ドル(約5820円)となった。

 世界最大の原油輸出国のサウジアラビアが、2月と3月に、1日の生産量を100万バレル削減することを発表したほか、米国の原油在庫が5週間連続で減少したことが、ガソリン価格上昇につながったと指摘された。しかし一方、新型コロナウイルスが全世界で感染拡大し続けるなか、燃料の需要減に関する懸念もあり、先行きは不透明だ。

 原油価格が上昇すれば、石油製品の末端価額も調整される。コンサルティング会社の卓創資訊の計算によると、1月13日の終盤時点で、参考原油価格の変化率は3.24%で、ガソリンとディーゼルの価格に換算すると、一トン当たり約170元(約2722円)の上昇にあたる。92#ガソリンの場合は一リットルあたり、0.13元(約2.08円)、0#ディーゼルの場合は0.14元(約2.24円)の価額上昇に相当する。

「現在、中国のほとんどの地域の92#ガソリンの値段は、5.84〜5.95元(約93.52円~95.28円)/リットルに集中しています。値上げが実施された後、ほとんどの地域は『6元(約96円)時代』に戻ります」と卓創資訊の石油製品アナリストの徐娜(Xu Na)氏が指摘した。「現在の価格上昇率から換算すれば、『5回連続の上昇』後に国内標準ガソリンは815元(約1万3051円)/トン上昇した。2か月前と比較して、自家用車のタンクを満タンにする値段は30元(約480円)を多く支払うことになります」という。

 中宇資訊のアナリスト・胡雪(Hu Xue)氏は、「原油の価額はこれからも上昇し続けるかどうかはわかりませんが、現在の原油価格レベルを維持したとしても、石油製品の小売り側は引き続き値段を小幅に上方調整する可能性があります」と予測している。(c)CNS/JCM/AFPBB News