【1月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属していたMFメスト・エジル(Mesut Ozil)のトルコ1部リーグ、フェネルバフチェ(Fenerbahce)への移籍が正式に決定した。両クラブが24日に発表し、契約期間は3年半になる。

 昨年3月からアーセナルで公式戦に出場しておらず、今季はリーグ戦とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)で登録メンバー外となっていた32歳のエジルは、週給35万ポンド(約4970万円)とも伝えられる契約が今季限りで満了になる予定だった。

 ドイツ代表の一員としてW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を制したエジルは、アーセナルの公式サイトで「7年半にわたるこの素晴らしい旅に関して、クラブに感謝したい」と述べた。

「僕らは一体となって長らく手にできていなかったトロフィーを獲得し、一生刻まれるであろう思い出をつくった」

 イスタンブールを本拠地とする三大クラブの一つであるフェネルバフチェは、ベシクタシュ(Besiktas)が首位に立つリーグ戦で現在3位につけている。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「メストがチームで成し遂げたものは議論の余地がない。彼と共にプレーでき、さらに最近では彼を指導でき光栄だった」とコメントした。

「そうした成功は今後もこのクラブの歴史の一部であり続けるだろう。われわれはメストに感謝しているし、フェネルバフチェでの幸運を祈っている」 (c)AFP