【1月25日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、米国の新型コロナウイルスの感染者数は24日、流行開始以来、累計2500万人を超えた。

 新型ウイルスの被害が世界最大でもある米国では19日、新型ウイルスによる死者数が40万人を超えた。

 先週、米大統領に就任したばかりのジョー・バイデン(Joe Biden)氏は新型ウイルス対策を最優先事項と位置付け、議会に1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策案を可決するよう求めている。対策案には、ワクチンの接種ペース加速などに充てる数千億ドルが盛り込まれている。

 バイデン氏はこれまで、就任後の100日で1億回分のワクチン接種を目指すとしており、国民に100日間マスクを着用するよう求めた。世界各国の政府は、新型ウイルスの変異株が現れる前に、国民へのワクチン接種を急いでいる。承認されたばかりのワクチンが変異株に効かない恐れがあるためだ。

 バイデン政権の医務総監に指名されたビベック・マーシー(Vivek Murthy)氏は24日、米ABCに対し、100日で1億回分の接種は「下限であり、上限ではない」と指摘。変異株について「非常に懸念される」と注意を促し、「適応し、先を行くのは私たち次第だ」と述べた。(c)AFP