【1月23日 AFP】米製薬大手ファイザー(Pfizer)は22日、ワクチンの確実で公正な分配を目指す国際プログラム「COVAXファシリティ(COVAX Global Vaccine Facility)」を通じて、新型コロナウイルスのワクチンを最大4000万回分、貧困国に原価で提供すると発表した。

 富裕国は新型コロナウイルスの感染を抑制するために国民へのワクチン接種を開始しているが、貧困国ではワクチン接種はほとんど行われていない。

 ファイザーのアルバート・ブーラ(Albert Bourla)最高経営責任者(CEO)はオンラインで行われた記者会見で、途上国にも「ワクチン接種への門戸が他の国々と同じように」開かれるべきだと主張した。

 COVAXは、1回目の分配分のワクチンを2月に発送したいとしている。(c)AFP/Robin MILLARD