イラク・クルド人自治区に根付くオークの木、気候変動対策の一助に
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■爆撃による被害
問題の原因として挙げられているのが、好き勝手に行われている放牧、まきを得るための伐採、無秩序な都市開発、そして爆撃だ。
オランダのNGO「パクス(PAX)」が実施した衛星写真の調査で、2020年5月から9月までにイラク北部で発生した約2万ヘクタールの土地の火災に、トルコの越境軍事行動が「直接関連している可能性がある」ことが明らかになった。
パクスによると、「焼けた土地の約半分に当たる9300ヘクタール前後は、生物多様性に富む特別保護区域の一部」だという。
「砲撃や爆撃が森林火災を引き起こし、数千人を強制移住させたことで、人々の暮らしが損なわれ、壊れやすい生態系に害が及んでいる」と、パクスは指摘している。
国連食糧農業機関(FAO)によると、イラクの国土43万7000平方キロのうち、森林の割合はわずか2%だという。
環境保護活動家のホーカー・アリ(Hawker Ali)さん(35)は、クルド地域が長期戦に備える必要があると話す。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、わけが違います。それに対しては、科学者らが治療法を見つける可能性があります」と言うアリさんは、ラワンドゥジさんがアルビルの温室でオークの苗木の世話をするのを手伝っている。
「気候変動に対しては、その脅威と影響を軽減するために、すべての人が関与しなければなりません」と、アリさんは話した。(c)AFP/Qassim Khidir