【1月22日 CGTN Japanese】中国国家統計局によりますと、2020年の中国国内総生産(GDP)は初めて100兆元を突破して101兆5986億元に上り、不変価格表示では前年同期比2.3%増ということです。コロナの感染拡大が世界で続く中、中国は率先して生産再開を実現し、経済のプラス成長を実現したことは、中国経済の質の高い発展およびその活力を示すものとみられています。

 2020年、中国は絶対的貧困と地域的な全体貧困を撲滅し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で定めた貧困削減目標を10年前倒しで実現しました。同年11月23日、832の貧困県がすべて貧困から脱却し、8年にわたる刻苦奮闘の結果、中国は予定通り、新時代の貧困脱却堅塁攻略の目標と任務を果たしました。

 2020年、中国の食糧の収穫高は記録を更新して、6年連続して6500億キロ以上を維持し、世界首位となっています。製造業の付加価値も11年連続して世界一を保つ見込みです。高速鉄道の営業距離は3万8000キロとなり、高速道路の総延長は15万5000キロに達しており、5Gの接続端末数は2億を上回り、いずれも世界一となっています。また、2020年11月15日、8年間の交渉を経て、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)が15カ国の署名で正式に発足し、人口、経済総量と貿易量がいずれも世界の約3割を占める巨大自由貿易圏の始動を意味します。

 2020年、世界貿易が大幅に縮小した中、中国の貨物輸出入の総額が前年比1.9%増の新記録を作り、世界経済の回復により力強い原動力を注ぎました。今後も、中国の対外開放の扉は大きく開いていくものです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News