【1月21日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)福田区でこのほど、抽選でデジタル人民元を市民に配布し、使ってもらう実験が行われた。羅湖区で行われた1回目の実験に続くもので、抽選で10万人に1人200元(1元=約16円)、総額2千万元を配布。当選者はデジタル人民元のアプリを使って「個人デジタル・ウォレット」を開設し、200元を受け取った。今月7日午前8時から18日午前0時までの期間中に1822万6500元が使われた。

 今回は範囲を、区内だけでなく市内全域に拡大。参加店は3千余りから1万余りに増えた。飲食チェーンや各種商品の小売店、交通機関、研修・教育、文化、フィットネス、医療などで使用可能となった。当選者の中には配布されたデジタル人民元に加え、自らウォレットに入金して使用するケースもあり、期間中の入金分の消費額は151万9700元に上った。(c)Xinhua News/AFPBB News